西山　靖夫

1970年 4月　万国博覧会での作曲家・武満徹の音楽に刺激を受け、音楽家を志す。

1974年 6月　自己トリオ結成。老舗『ジャズ・イン・デューク』にてデビュー。

8月　ジャズ界の重鎮・酒井潮に師事し、ジャズ理論や作・編曲法を学ぶ。

1977年 9月　渡米、ロサンゼルスに滞在。ジミー・スミスに演奏法を学ぶ。

1980年 5月　自己のカルテット『スティル・ビ・バップ』を結成。

　　　 8月　渡辺タカシ（演出家、渡辺ステージ・ジャズ・センター主宰）の委嘱により、傘下の『劇団ミュージカル・アカデミー』の５作品に70曲を越えるミュージカル・ナンバーを作・編曲。

1983年 1月　都山流尺八演奏家・川村泰山と新タイプの音楽グループ『對偶』（たいぐう）を結成。求めるところは、邦楽器と洋楽器のブレンドを越えた自己追究にあり、演奏はオリジナル曲で構成される。

1986年 9月　デビュー10周年リサイタル『トワイライト・ランデヴー』を開催(京都新聞社

後援）。これを機にヴォーカリストとしても活動を開始。

1990年 9月　デビュー15周年リサイタル『トワイライト・ランデヴー：今ふたたび青春(おもいで)を謳います』開催。

1993年11月 平安建都1200年記念イベントとして、『對偶』の奉納演奏を名刹・高台寺にて行い、邦楽と洋楽の絶妙な出会いと評価を得る。

1994年 1月『平安建都1200年記念協会・若衆会』に参加。

10月 デビュー20周年リサイタル『トワイライト・ランデヴー：あなたの人生・わたしの人生を謳う』開催。

1997年11月　世界的ジャズ・ピアニスト穐吉敏子の示唆により、歌手の使命を『歌の語り部』と再確認する。

2001年 8月 CD『Whispering Voice/ Yasuo Nishiyama sings from KYOTO』をデビュー

25周年記念とホテル・エンターテインメントの集大成としてレコーディング。同年リリース。

2009年12月　デビュー35周年リサイタル『トワイライト・ランデヴー』開催。同年DVDとしてリリース。

2011年 8月　観世流能楽師・林宗一郎と『一途に』を共演。

2012年 2月 『對偶』パートナー川村泰山と『祈りを音にかえて』を共演。

2014年 4月　デビュー40周年リサイタル『トワイライト・ランデヴー』開催。

　　　　　　華道未生流笹岡家元・笹岡隆甫と能楽師・林宗一郎の協力を得て、自作戯曲『沙羅樹』を発表。同年DVDとしてリリース。

2014年11月 京都ホテルオークラ『京都という名のジャズ・クラブ』のホストプレーヤーを務める。

2015年 8月　京都東急ホタル、ディナー・ライヴ・ショー『プレスリーの歌声が今ここに』にホストプレーヤーとして出演。

余　録

大学院にて『音楽社会学試論』で修士号を取得。現在は『ニシヤマ・モダン・アート・プロフェッション』を主宰。
後進の指導・育成に携わるとともに、ディナー・ショー、ブライダル・アート・ショー、コンサートなどの各種イベント並びに映像・広告宣媒体の企画・構成・演出・運営も手がけ、更に文化・芸術に関する講演・執筆・翻訳など情報発信にも積極的に取り組む。
近年は、歌舞伎や能の脚本執筆にも関わり、そこから得た叡智を当意即妙な語り口としてショーの演出にも生かし、その高潔さは他に類を見ない。読書やランニングを日課とする。